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平成29年5月4日 桔梗だより 平成29年5月号(5月1日頒布)

4月の陰陽會の祭典および行事

43日 神武天皇遥拝式

429日 昭和祭斎行

平成29年4月19日 昭和祭 001.JPG平成28年4月29日 昭和祭 001平成28年4月29日 昭和祭 001平成28年4月29日 昭和祭 001

 

5月の陰陽會の祭典及び行事予定

55日  端午祭 

510日  結婚感謝祭
5
30日  疫病封じ祈願祭

 

流動化し始めた世界と朝鮮半島情勢

四月十九日、東国三社(鹿島神宮・香取神宮・息栖神社)へ参拝致しました。昨年二月に大地震を鎮め治める目的で諏訪大社に参拝した折り、諏訪大社の東方向でフォッサマグナを鎮める為に祀られた東国三社への参拝の必要性を書きましたが、およそ一年を経て念願が叶いました。今回、東国三社参拝について書くつもりにしておりましたが、四月に入ってから、にわかに朝鮮半島情勢がキナ臭くなり、周辺国の緊張が一気に高まった為、この点について書くことが先であろうと考え、東国三社につきましては次号にする事に致しました。

さて、核開発やミサイル発射実験などを続ける北朝鮮に対して、トランプ政権は「アメリカに対する挑発」と受け止め、軍事力行使と言う選択肢も排除しない姿勢を示し、四月二十二日の時点でペンス副大統領は原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群を日本海に展開すると明らかにしました。

朝鮮半島をめぐって露西亜・支那・亜米利加と言う大国が睨み合いを続けていますが、この隣国で起きている軍事的な緊張を目の前にして、日本人が一体どこまで緊張感を感じ取ることが出来ているのかと言えば、ほぼ「理解不能」ではないかと推察致します。

四月二十一日、日本政府は北朝鮮が万一日本に向けて弾道ミサイル攻撃を行った場合を想定し、内閣官房のホームページに、ミサイル攻撃を受けた際の避難方法を掲載し、都道府県に住民避難訓練を行う事を要請しましたが、埼玉県所沢市に於いて、現時点(四月二十四日)で行政から何も聞かされてはおりません。ミサイルが飛んできてからでは遅いのですが…。

北朝鮮が四月二十五日の朝鮮人民軍創建記念日に合わせ、核実験や弾道ミサイル発射の軍事行動に出る可能性が有り、米朝の軍事衝突が有り得るのではと日本ではネット上で大騒ぎになっており予断を許さない状況が続いておりました。

二十五日の朝からJアラート(全国瞬時警報システム)が鳴るかもしれないと、モヤモヤしながら一日を過ごしましたが、結局何事もなく平常通りの一日が過ぎていきました。

結局、北朝鮮はこの日は当初予想されていた核実験や弾道ミサイル発射と言う挑発的な軍事行動ではなく、過去最大規模の火力訓練を行ったとされており、事実上自制した形で、最大限の武力の誇示をしたのではないかと推察されます。

そして二十五日も終わろうとしていた午後十一時に放送された、テレビ東京のワールドビジネスサテライトと言うニュース番組内で、二十五日午前に行われた日米韓の高官による協議に際し、米側から今後の北朝鮮への対応をまとめた文書が渡され、万一アメリカが先制攻撃を行った場合は日韓に重大なる被害を与える影響を考慮し、北朝鮮に対しては外交で圧力をかけていく、と言う内容であったことが伝えられました。

ひとまず、米朝軍事衝突の懸念は無くなったと安堵しましたが、米軍は二十五日の午前に韓国の釜山(プサン)に、射程二千キロ以上のトマホーク(巡航ミサイル)約百五十発を搭載した世界最大規模の原子力潜水艦ミシガンを入港させ、更に今後、米原子力空母カールビンソンは海上自衛隊と共に日本海で共同訓練を行うとしています。(その後、日本海での共同訓練は、悪天候の為中止となりました。)

四月六日(米国時間)、アメリカによる突然のシリアへのミサイル攻撃に始まり、二十五日までの北朝鮮との軍事的緊張の高まりは、一体どういう事だったのでしょうか。

この一ヵ月間のアメリカによる突然とも言える強硬な軍事行動の真の意図する処は、北朝鮮に対する脅威を名目にした支那に対する圧力ではなかろうかと考えられます。

そもそもアメリカがシリアへのミサイル攻撃を突然行ったのは、米中首脳の夕食会とほぼ同時に行われた米中会談の最中でした。習近平主席はチョコレートケーキを食べている時に、いきなりトランプ大統領から「シリアに攻撃しました」と言われ、十秒間沈黙した後に「もう一度お願いします」と言ったそうです。恐らく習近平主席は度肝を抜かれた事でしょう。

トランプ大統領はオバマ前大統領とは異なり、決断し実行する人物であると言うことを目の前で習近平国家主席に見せつけ、恫喝にも近かったのではないかと思われます。

また韓国に於いては、次期大統領候補に親北派の文在寅(ムン・ジェイン)候補が有利だと言う予想が為されており、万一親北派政権が誕生してからでは今回のような強硬な軍事的示威行動が容易には出来なくなる可能性もありますから、「今」しかなかったと考えられます。

然しながら、今回のアメリカによる北朝鮮への軍事行動は却って韓国民の感情を逆なでして反米に傾いてしまったと英紙フィナンシャル・タイムズは二十六日に記事を掲載したようです。

何故なら、トランプ氏は二十四日、日本と支那の指導者には電話したが、韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行には電話しなかったこと、カール・ビンソンの東シナ海北上の航行の向きが予測と異なった事など勧告を無視したに等しい状況から、韓国の米国に対する信頼は失われ、怒りに変わり、反米感情が高まってきているとの事です。

いずれにしても、アメリカが東シナ海から日本海へと原子力空母を展開したことは、支那にとって面白くないのは明白です。

あくまでもアメリカが「対北朝鮮」を名目にしている以上、支那は文句のつけようが有りませんから、歯ぎしりしながらこの成り行きを見守っている事であろうと想像できます。

ところで、オバマ政権までの日米同盟は、戦後一貫して日本を「対米従属」させる為にあったと考えます。しかし、トランプ大統領になって以降、日米同盟はアメリカが支那を牽制する為に活用すると言う向きに若干変化しているように思われます。

このことから、今回のアメリカの軍事的行動では支那に対する牽制が大きな目的であったであろうと考えられますが、この朝鮮半島情勢を最も敏感に、的確に判断し、今後適切な対応しなければならないのは日本ではないのでしょうか。

二〇一四年十月十一日、中国新聞網は「『高麗民主連邦共和国』を建国し朝鮮半島統一を実現、北朝鮮が表明」と言う記事を掲載していました。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮の祖国統一民主主義戦線中央委員会は十日、高麗民主連邦共和国建国方案の提出から三十四周年を記念する覚書を発表。韓国にもこのプランに従うよう呼びかけた。

高麗民主連邦共和国建国方案は一九八〇年に故金日成書記が提案したもの。北朝鮮と韓国は互いに独自の思想、制度を保つことを承認し、同等の資格をもって統一政府を作り、連邦国家として統一を実現しようとするもの。

(『中国新聞網』二〇一四年十月十三日配信)

恐らく北朝鮮は、韓国の親北勢力と水面下でこのシナリオを現実にする為に動いているのではないかと思われます。

そしてアメリカ政治の識者によれば、アメリカ政界の一部では、北朝鮮と平和条約を結んだ方が良いのではないかと言う声が出始めているとのことですが、この声が大きくなって来れば、朝鮮半島統一は現実味を帯びてきます。

国際政治学者の藤井厳喜氏も、ネット上で数年以内に北鮮主導で半島統一は成し遂げられるであろうと言っておられます。

いずれにしても、韓国に親北政権が誕生すれば、日本は国防・外交に於いて重大な政策転換を迫られる事になることは明らかです。

世界の風向きは大きく変わりつつあります。五月には韓国・フランス大統領選挙、九月にはドイツ連邦議会選挙が行われ、いずれも波乱含みの様相です。

今回、強固な日米同盟を知らしめるようなアピールが為されましたが、アメリカはアメリカの国益で動くのみで、決して他国の国益の為に動くのではありません。

今後、朝鮮半島の流動的な状況が続いていくことを考えると、今回の北朝鮮を巡る軍事的緊張を教訓にして、いい加減にアメリカ頼み一辺倒を止めて、日本は独立国家としての自主防衛・自主外交が出来るように大きく舵を切らねばなりません。

今回のアメリカの軍事的示威行動は、改めて「外交」とは軍事力を背景にして行われるものである事を知らしめました。

北朝鮮が死に物狂いでミサイルや核開発を進めるのは、将に軍事力を以て外交圧力をかけてくるアメリカに対して、対等になりたいからに過ぎません。

今後、かつての世界大戦のような全面戦争が起きる可能性は低いかもしれませんが、世界が流動的に動き始めた今、日本は軍事的、外交的に、自主独立に向けて頭を切り替えなければならない時期に来ている事は明々白々でありましょう。

更に、世界情勢が極めて不安定化している最中に、異例の天皇陛下の譲位が為される事が、國體に何らかの影響があるのではないかと大変気掛りであります。

加えて東日本大震災から熊本地震など列島各地で大地震が起きており、首都圏直下型地震も起こり得るとの懸念もあります。

かつて関東大震災の後、昭和の大恐慌、大東亜戦争など、次々と国難に見舞われましたが、禍と言うものは一度起きると次々と連鎖反応の様に続いて起きてしまうものであります。

昔は、そのような大きな禍が起きた時には元号を変えたり、宮中で臨時大祓を行うなどして、國體の鎮守を図っておりましたが、現代は一代一元とされ、国家としての祓いを行う事が出来ない状況になっており、いつまでも禍の連鎖が止まりません。

世界が混沌として来る中にあって、動じることなく、行くべき道筋を目指して進む為には、明浄正直を心掛け、惟神の道を歩む以外にありません。

は明るく晴れやかな気分。

は清らかで濁りの無い清々しい一心。

は嘘偽りの無い公明正大な心。

は真っ直ぐで、どちらにも偏らない心。

 そして臣民にとっての惟神の道とは大御心を心として臣民としてそれぞれの立場で天皇様をお支えする事であり、どの様な国難にあろうとも、惟神の道を歩む時、必ずや道が拓けると確信致します。

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