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平成28年11月5日 桔梗だより平成28年11月号(11月1日頒布)

10月の陰陽會の祭典および行事

1010日 産巣日祈願祭斎行

平成28年10月10日 産巣日祈願祭 001

 

 

 

 

 

 

1013日 十三夜祭斎行

1017日 神嘗祭遥拝式

1020日 地久節・恵比寿講

11月の陰陽會の祭典及び行事予定

113日 明治祭

1115日 大願成就祈願祭

1123日 新嘗祭・日本景気復興祈願祭

三笠宮崇仁親王殿下に於かせられましては、十月二十七日、聖路加国際病院にて百歳で薨去されました。

謹んでお悔やみ申し上げ、御霊の安からむ事を心よりお祈り申し上げます。

グローバル化推進で沈みゆく日本

昨今、頻繁に「グローバル化」「グローバルスタンダード」と言う言葉を耳にします。

一般的には「グローバル」とは、ベルリンの壁が崩壊して東西の冷戦が終結し、「資本主義」対「社会主義」と言う二極対立が消え、「世界は一つである・ワン・ワールド」とか「国境を無くそう」と言う発想の下で生まれた概念です。

そして「グローバルスタンダード(世界標準)」とは、自国にだけ通用するルールではなく、世界的に共通のルールと云う事になります。

今日本は、政府の強力な推進の下、加速度的にグローバル化、グローバルスタンダード化に向けてあらゆる事が変容しつつあります。

経済の分野に於いては、「雇用や産業を保護するのは間違いで、規制撤廃こそ唯一の成長戦略であり、経済のグローバル化は歴史の必然だ」と言われて久しいですが、徹底的に日本的な雇用形態の廃止や、規制緩和・撤廃が進められています。

雇用に関しては先般、新しく「働き方改革担当大臣」が誕生し、日本の労働市場をグローバルスタンダードに合わせる試みが始まりました。

安倍首相は八月三日の記者会見で、「最大のチャレンジは働き方改革だ」と宣言し、「同一労働同一賃金を実現し、非正規という言葉をこの国から一掃する」と述べましたが、これはまさしく「共産主義」そのものです。

つまりベテランと新入社員も、或いはやる気のある人もいい加減な人も、「一人の労働者が一時間働いて生産された物は同じ価値がある」と言うカールマルクスが考えた「労働価値説」に基く考え方です。

然しながらマルクスでさえ、ベテランと新米が同一賃金である事は不公平と考え、見合った賃金を支払うべしとしていたとのことですが、安倍政権ではマルクスが躊躇した「労働価値説」を担当大臣を据えてまで実現しようとしているのです。

カールマルクスは、「共産主義は高度に発展した資本主義の中から発生する」と言ったそうですが、日本はマルクスが予言した恐るべき共産主義の道を進もうとしていると云う事になります。

「同一労働・同一賃金」がグローバルスタンダードだと言うならば、グローバルスタンダード(世界標準)はまさに共産主義に基いた基準であると言わざるを得ません。今や日本は世界に遅れてはならぬと、「グローバル」の名の下に、世界からヒト、モノ、カネ、文化、情報の流入を加速させ、国の形さえ変えようとしつつあります。

政府もマスコミもありとあらゆるものが「グローバル化」「グローバルスタンダード」を金科玉条の如く掲げ、グローバルでなければ日本の未来は無いと思い込まされています。

けれども日本国民の多くは「「グローバル化」「グローバルスタンダード」が一体何を意味するものであるのか、殆ど理解しておらず、空気に流されるのが日本人の特性ですから、政府をはじめ世間が「グローバル」と叫び続ければ、それが正しい事なのだと雰囲気で思い込んでいることでしょう。

然しながら、「グローバル」の本質は「共産主義」そのものであり、マルクスが予見したように、共産主義の完成形は高度な資本主義の中から誕生するのだと云う事が、支那の雑誌『現代思潮』に詳細に書かれていたようです。

以下は「グローバル化と社会主義」と題して書かれた『現代思潮』二〇〇二年第一号の抜粋です。

この内容は「労働通信』(現代労働問題研究会の機関紙)二〇〇二年十一月号に掲載されていたもののようです。

「グローバル化」は、他の社会現象と同じように、人人の意思によって変えることのできない必然の社会発展史の過程である。資本主義は、物質の流動からはじまり、貿易にともなって国境を超え、世界市場の形成を基礎に商品輸出から資本輸出へ、生産の国際化・資本の国際化から多国籍企業の急速な発展へと、ひとつの長い発展過程をへてきた。こんにちでは程度の差こそ違うが、ほとんどすべての世界各国が、グローバル化の進行にまきこまれている。

グローバル化の核心は、資本のグローバル化である。すなわち資本の全地球的拡張がもたらす全地球的範囲の経済、政治、文化の諸関係の変化である。中略

資本のグローバル化は生産力という点からいえば、全地球的範囲で生産の科学化をおしすすめ、すべての遅れた生産様式を消滅させようとし、人人を自然への依存から解放させようとする。もはや勤労者は生産過程における主人公ではなくなり、生産過程から疎外されている。資本のこのような使命は、この一世紀に驚くほどの成果をおさめた。資本を中核とし、現代科学技術を基礎にした大工業が、しだいに全地球にひろがっている。そして、資本は発展すればするほどグローバル化し、全地球的範囲で社会主義のための現実的な条件をつくりだすのである。

グローバル化と社会主義とは、歴史的な深い結びつきをもっている。(中略

総じて、二〇世紀はじめに社会主義国があらわれたのは、資本のグローバル化の産物であり、同様に二〇世紀末に社会主義が受けた挫折も資本のグローバル化の結果である。資本のグローバル化の深さと広さは、二〇世紀の社会主義の存在と発展を制約している。しかし、グローバル化の波は資本主義の必然的な滅亡の歴史的法則を変えてはいない。それどころかマルクスが予見した社会主義・共産主義実現の二つの条件――生産力の高度な発展と、世界の普遍的な交通の高度な発展――は、ますます成熟している。グローバル化による世界経済、政治と文化発展の情勢は、まさにマルクスが予想した社会主義の方向へとつきすすんでいるのである。

更に『二十一世紀における社会主義発展の特徴の展望』と題して、次の様に書かれています。

第一に、二一世紀社会主義は、「唯一の社会主義モデル論」の誤りからさらに一歩抜け出し、マルクス主義の普遍的真理を各国の具体的実際に結びつけ、国際環境にさらに合致させ、時代の要求する特徴を反映した多様化の道を歩むであろう。中略

第二に、経済のグローバル化と情報化は、当面の世界発展のすう勢である。未来の社会主義は、閉鎖的な社会主義ではなく、対外的に開放される社会主義であり、資本主義と共存し、競争するなかで発展を得られる社会主義である。中略

第三に、二一世紀の社会主義は、必ずひきつづき発展し、新たな高揚と波状的な発展の軌道を現すであろう。中略

二一世紀なかばに、人人は、繁栄した強固な、社会の全面にわたって進歩的な、高度な文明と高度な民主をもつ現代化された社会主義中国が世界の前列にそびえ立つのを目のあたりにすることができるだろう。それは、社会主義が必然の道であり、社会主義が資本主義を超えていることを人類に証明するであろう。

これは今から十四年前の二〇〇二年に書かれたものですが、ここに書かれているように世界、特に日本は「グローバル化」に向けて突き進んできています。

然しながら「グローバル化」によって資本主義が滅亡し、その先にあるものは共産主義社会の完成形です。

このまま日本がグローバル化を推進していけば、資本主義の荒波に耐えた共産主義国家支那がグローバル化によって巨大化し、同じくグローバル化して没落するであろうアメリカの属国から、新たに覇権国家にのし上がった 支那の属国に成り下がりかねないかもしれないと考えます。

支那はこれからがわが世の春を迎えるのだと、意気揚々としている訳ですが、ここで、世界の潮流が今、どう変化しつつあるのかを読み解く重要な国があります。

それはイギリスです。

京都大学准教授の柴山桂太氏は「世界の歴史はイギリスから動く」と述べています

以下、三橋貴明の「新」日本経済新聞(二〇一六年十月十日配信)参照。

世界の歴史は常にイギリスから動く。

イギリスは、現代型資本主義の始まりとなった産業革命をはじめ、帝国主義(植民地主義)、グローバリズムの象徴であった「金本位制」を開始したが大恐慌後には真っ先に離脱し、一九三一年に世界に先駆けて金本位制停止に踏み切る。

第二次世界大戦後、「福祉国家」を始めたが、最初にぶち壊したのもイギリスである。

一九七九年、サッチャー政権が誕生し、現代にまで続くグローバリズム的な構造改革を始める。グローバリズムの祖はアメリカではなくイギリスである。

そしてEU(欧州連合)と言う世界で最も進んだ「グローバリズム」の仕組みから、先般真っ先に離脱したのがイギリスである。

イギリスのテリー・ザ・メイ新首相は保守党大会の閉幕演説で「われわれには英国を一つにし、中道に根付き結束した新しい英国にするという大胆な計画がある」と発言。「英国を一つに」をスローガンに、今後のイギリスは「イギリスが始めた」グローバリズム路線をナショナリズム路線へと修正しつつある。

日本は明治維新以来、イギリスに倣って皇室をはじめとし、産業革命から始まり、帝国主義、金本位制、福祉国家、そしてグローバル化へと追従してきました。

然しながら柴山氏は、この種の「歴史的な動き」が始まった時、最後まで既存の路線にこだわり、レジーム・チェンジ(体制転換)が遅れて後手に回る国が「歴史的に」日本であると云う事に警鐘を促しています。

確かに、世界の潮流は欧州をはじめアメリカでも「グローバル」路線から「ナショナリズム」路線へと、レジーム・チェンジを予感させる動きが明らかになりつつあります。

日本のマスコミは殆ど報道しませんが、欧州ではイギリスのEU離脱後、移民受け入れ問題を巡って保守政党が躍進していますし、アメリカでは「アメリカファースト」を提唱するトランプ氏が勢いを増しています。

十一月に行われるアメリカ大統領選挙の結果がどうなるのか、非常に気になるところであり、トランプ氏が米大統領になったならば、世界は益々保守主義へと方向転換する事は明らかでありましょう。

日本は明治維新以降、西洋に追いつけ追い越せと、欧米の個人主義に基く思想・学問を受け入れたものの、西洋思想に没入したあまり、日本人の個人よりも他に奉仕することを是とする伝統的精神を棄てたことで、日本人の本質が変質して現代に至っています。

特に大正期に青年時代を過ごし、共産主義に馴染んだ知識階級の人々が、大東亜戦争停戦後に司法、行政、立法をはじめマスコミ等のトップに就いた事で、GHQの思惑とも合致して、戦前までの伝統的な日本的精神を否定し、共産主義的な発想で世の中が造られてきたと言えます。

そして「グローバル化」は、資本主義の先にある共産主義に向かう最終段階であり、女系天皇擁立などの皇室解体に向けてもあからさまな大きな動きが見え始め、日本の没落へと加速しつつあります。

この「日本の没落」から逃れ、「日本復活」をさせる為には、イギリスの動きを逸早く察知し、「グローバリズム」から「ナショナリズム」へと体制転換する以外にありません。

日本の「ナショナリズム」とは、「國體を明らかにする」ことであります。

つまり、万世一系の天皇が皇祖の神勅を奉じて永遠に統治し給う国が日本であると言うことであり、天皇は天照大御神の神霊と御一体であられる現御神(あきつみかみ)というご存在であられ、断じて「日本国の象徴」などと言うご存在ではあられないということを明らかにする事であります。

國體を明らかにすることなくして、日本の復活は無いと云う事を、国民は肝に銘じるべきでありましょう。

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